ビル・マンション カラーコーディネートの重要性

最近のビル・マンションのカラーコーディネート事情

  最近のビルやマンションで気になる変化があるのをご存じですか?

 昔は建物をなるべく目立たないようにするため、外壁に張られたタイルやパネルに合わせて、

 ワントーン(1色または2色展開)で明るさ(明度)や鮮やかさ(彩度)を極力抑えて仕上げる

 ものが主流でした。

  しかし、最近ではその明るさや鮮やかさを開放し、色もワントーンではなく、アクセント

 カラーを加える事により個性豊かな外壁が増えました。

  弊社は、色の資格を保有する人員を配して、「ワントーンではない外壁カラーコーディネート」

 を10年以上前から手掛けており、ビル・マンションのオーナー様やマンションの管理組合様

 からご好評をいただいております。

ビル・マンション外壁カラーの重要性と選び方

  ビル・マンションの外壁色は、建物の印象を左右する重要な要素です。

 色彩の選び方次第で、住環境の快適性を向上させるだけでなく、資産価値にも影響を与えるため

 慎重な検討が求められます。

  本記事では、ビル・マンションの外壁カラーコーディネートについて、修繕業者からの目線で

 解説いたします。

 1.外壁カラーの役割とは

  外壁の色は、建物のデザイン性や地域との調和、居住者の心理に大きな影響を与えます。例えば

 落ち着いた色合いは住む人に安心感を与え、明るい色は活気ある印象を持たせます。また、外壁の

 汚れが目立ちにくいカラーを選定することで、美観の維持にもつながります。

 2.選定のポイント

  外壁カラーを選定する際は、以下のポイントを考慮することが重要です。

  ・耐久性とメンテナンス性:長期間にわたり色褪せしにくく、汚れが目立たないカラーを選ぶ

   ことが推奨されます。

  ・周辺環境との調和:周囲の建物や自然環境に馴染む色を選ぶことで、街全体の景観に貢献し

   ます。

  ・ブランドイメージの確立:マンションのブランド価値を向上させるカラー(主にアクセント

   カラー)を導入することで、居住者の満足度向上につながります。

 3.カラーの具体例

  一般的にビル・マンションの外壁カラーには、以下のような選択肢があります。

  ・アースカラー(落ち着いた明るさ、鮮やかさ):自然な色合いで温かみがあり、幅広い世

   代に受け入れられやすい。ビル・マンションではアクセントカラーとして用いることが

   多いです。

  ・モノトーン(無彩色 ホワイト→グレー→ブラック):モダンで洗練された印象を演出し、

   都会的なデザインに適している。ここに彩度の少ない色相を加えることで、外壁はより深

   みのあるものとなります。明るい系の色はメインカラーで、天井や壁に配し、暗い系色は

   アクセントカラーとして柱や一部の壁に使用するとバランスがよくなります。

  ・パステルカラー(明るく鮮やかな色合い):爽やかで軽やかな印象を与え、リゾート感の

   あるデザインに最適です。アクセントカラーとして用います。

 

  アクセントカラーは、メインカラーに対して異なる色相・トーンを用いる事でデザイン性が

  向上します。

 

 まとめ

   ビル・マンションの外壁カラーは、単なるデザインの問題ではなく、居住者の満足度向上や

  建物価値の向上にも大きく寄与します。私たちは、建物の個性を活かしながら、長く愛される

  デザインをご提案いたします。ぜひ、外壁カラー選定の際には、専門的な視点を活かして、最

  適な色彩をお選びください。

 

   弊社は、大規模修繕工事や外壁改修工事のお見積りはもちろん、こちらのカラーコーディ

  ネートの費用も無料サービスとして行っております。複数のカラーシミュレーション画像を

  作成、ご提案をさせていただき、お客様と協議を重ねた上で決定、施工させていただきます。

   外壁カラーにご興味を持たれた方は、一度弊社までご相談ください。

 

 
カラーコーディネート施工例
施工前 カラーコーディネート後 施工前 カラーコーディネート後
シンプルな色彩の外壁にアクセントカラーを加えました。 上下階で色分けし、個性を演出しました。
施工前 カラーコーディネート後 施工前 カラーコーディネート後
時代にマッチする、シンプルで景観に合う色合いを採用しました。 目立たなかったビルの側面にリボンの絵やラインを加えて、ビルに個性を与えました。
施工前 カラーコーディネート後 施工前 カラーコーディネート後
工場地帯の物件では、景観よりも大胆な配色を用いて、建物の個性を引き出すようデザインしました。 元のシンプルな白も魅力的でしたが、管理組合様との協議の上、やや落ち着いた色合いを採用しました。