マンションやビルを経営している人にとってもっとも重要なのは、いかに建物の寿命を延ばして、資産価値を維持するかということでしょう。
今回は、とくに賃貸マンションを所有し経営している方に向けた、必ず知っておきたい3つのことを詳しく解説します。この記事を参考に、ぜひ資産管理に役立ててみてください。
入居者の声を知りニーズを探る
入居者の声を知り、そのニーズに応えることは、満室経営につながる一番大切なことです。見た目が今風であることやキレイであることは、少々の立地の悪さをカバーするほど重要視されているものです。また入居者が増えることで、年数が経っても家賃の値下げを防ぐことにつながります。しっかりと入居者の動向を確認するようにしましょう。
インターネットで調査する
まずは、最近どのような部屋が人気となっているのか、アプリやインターネットを使って調べてみましょう。またニーズを調べる際は、どのような層をターゲットにするかを明確にしておく必要があります。なぜなら、単身者とファミリー層では人気の設備や間取りなどが異なるからです。
たとえば単身者向けであれば、宅配ボックスや浴室乾燥機、ファミリー向けでは、追い焚き機能やシステムキッチンに高いニーズがあります。
マンション改修のプロに相談する
市場調査を行っているプロに相談するのが、入居者のニーズを把握するうえで一番確実な方法です。部屋の使用やマンションの外観などは、やはり流行り廃りがあります。古いものではなかなか入居者も集まりません。
マンションの大規模改修を専門としている業者であれば、これらの最新情報や人気の仕様についてのアドバイスをもらえるでしょう。
賃貸の仲介管理会社からアドバイスをもらう
仲介管理をつとめている会社では、日々入居者と直にやり取りを行っていることから、入居者の生の声を聞いています。どのような層のタイプの人が興味をもってくれているのか、近隣で人気の物件はどのようなものなのかなどを、詳細にヒアリングしましょう。
資産価値を高める大規模修繕・改修
入居者のニーズが明らかになったら、資産価値を高めるための改修にうつります。マンションの大規模修繕・改修を行っている専門の業者に依頼しましょう。修繕・改修の対象となるのは外壁の塗り直し、ひび割れの補修、タイルのひびや浮きの補修、内装の変更など多岐にわたります。
修繕や改修には費用がかかるため、先延ばしにする大家さんも少なくありません。しかしこまめに手入れをしてキレイな状態を保つことこそが、稼働率を上げることにも直結しています。結果的に建物の寿命を延ばし、資産価値を維持することにもつながるでしょう。
修繕費用を抑える
いくら修繕や改修を行ってマンションの資産価値を上げたとしても、それらにかかる費用が大きすぎては、結果として資産を減少させてしまいます。できるだけリーズナブルな値段で修繕できるよう、以下の3つの点に注意して業者を選ぶようにしましょう。
自社一貫施工の業者を選ぶ
修繕費用を抑えるためには、ただ数社から見積もりをとって一番安いところを選べばよいというわけではありません。なかには手抜き工事を行ったり、粗悪な材料を使用したりして、極端に安い値段で請け負っている悪徳業者も存在するからです。
高いクオリティを保ったまま、リーズナブルな値段で抑えるためには、中間マージンの必要ない自社一貫対応の業者を選ぶことが大切です。一般的に、管理会社をとおして業者を選ぶと、コンサルタント会社や施工会社、それぞれの専門工事業者への中間マージンが発生してしまう可能性があります。
アフターサービスや保証のある業者を選ぶ
いくら修繕を重ねても、建物に劣化はつきものです。せっかく改修したのに、すぐにダメになって改修しなおしというようになってしまえば、補修費用も増える一方となるでしょう。
そうならないためにも、アフターサービスや保証がしっかりしている業者を選ぶことが大切です。万が一施工後にトラブルが起きた際や、通常の耐久年数よりも早く劣化してしまったという場合でも対応してくれるため、安心です。これらは口約束だけでなく、見積もりの時点で文書にして確認しましょう。
まとめ
大切なマンションの資産価値を維持するために、やるべき3つのことについてご紹介しました。外観・内装どちらもこまめに手をかけて修繕することで、結果的に建物の寿命を延ばし、資産価値を維持することにつながります。さらにキレイな状態であれば、新築や築浅物件にも負けない人気を得ることもでき、稼働率UPにも直結するでしょう。
「株式会社 あさひ建装」では、大阪・九州を中心に、ビルやマンションの大規模修繕を行っております。自社一貫対応で中間マージンが必要ないため、リーズナブルな値段でクオリティの高い修繕を実現できます。できるだけ費用を抑えて大規模修繕・改修を行いたいオーナーの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。